台風第15号 (ボラヴェン)

 

異例の会見“近年にない風と雨”

台風15号の接近を受け、沖縄気象台は異例の会見を開き、「近年にない記録的な風と雨が
予想される」として、不要な外出は控えるなど最大級の警戒を呼びかけました。
台風15号が近づいていることを受け、沖縄気象台は25日午前10時半から会見を開きました
台風の接近に伴って沖縄気象台が会見を開くのは今回が初めてです。
会見で沖縄気象台の重村尚秀予報課長は「今回ほどの規模の台風が沖縄本島を通過するのは、最近ではみられない。近年にない記録的な風や雨が予想される」と述べ、今から56年前の1956年に沖縄気象台が那覇市で観測した73.6メートルの最大瞬間風速に匹敵する暴風が吹くおそれがあるとしています。
そのうえで重村課長は、「最大瞬間風速が60メートルを超えると電柱などが倒れるおそれがあり、台風が近づいている時に外に出ることは非常に危険だ。不要な外出は控えて欲しい」と述べ、最大級の警戒を呼びかけました。
気象台では、停電に備えて懐中電灯や電池の用意や非常用の食品や飲料水の確保、それに、避難の指示が出た際にすぐに避難できるよう準備しておくことなどを呼びかけています。